べべべ大魔王のおさんぽ

東大3年生の読書散策

クリティカルシンキング〜地球温暖化ってほんと??〜

 

どうも、べべべ大魔王です。

梅雨がもう明けちゃいましたね。

気象庁のデータによりますと、今年の関東甲信越の梅雨明けは6/29で、平年より22日も早いみたいです。昨年も早かったと騒がれてましたがそれよりも1週間早まりました。

この前たまたま見てたワイドショーで「地球温暖化のせいだ!二酸化炭素を減らせ!」とコメンテーターの方がおっしゃっていましたが、そもそも地球温暖化ってなんでしょう。どうして二酸化炭素が関係してるんでしょう。

 

地球温暖化が大きく騒がれ始めたのは2000年代になってからですが、そのしくみは次のようなものです。

 

地球温暖化のしくみ〉

二酸化炭素が増えて大気が布団の役割をする

二酸化炭素の布団による保温効果で、熱が大気圏外に放出されない

③地球は暑くなる

 

ざっとこんな感じです。それではなぜ二酸化炭素が増えてしまったかというと、

 

二酸化炭素が増えた理由〉

二酸化炭素を吸収してくれる森林を人間が破壊したから

②産業活動において人間二酸化炭素をたくさん排出したから

 

など、巷ではさまざまな原因があると言われてます。

 

 

ですが、ここで、伝え聞きの情報を鵜呑みにせずにちょっとシンキングタイムを設けてみましょう。

 

地球温暖化のもっと具体的な根拠を聞いたり考えたりしたことってありますか?

 

「そもそも46億年もの歴史を持つ地球が、たかが人間活動の100年間で、環境を変えられてしまうものなの?」

「偶然、二酸化炭素の増加と地球の温暖化のタイミングが重なっただけなのでは?」

「地球の長い歴史の中での、ただあったかい時期なだけなのでは?」

「そういえば、恐竜がいた頃は今よりもっと暑かったぞ??」

 

という風に、得た情報を鵜呑みにせず、一旦踏みとどまって考えてみることをクリティカルシンキングといいます。日本語でいうと批判的思考です。

「批判的」というとなんだかネガティブな印象を受けそうですが、実はそんなことなくて、科学においてはとっても大事なスキルです。

二酸化炭素地球温暖化に寄与している」ということにもっと説得力を持たせるには、どんな情報が必要でしょうか。もしくはどんな実験、調査が必要でしょうか。

ひとつ考えられるのは、「この100年での二酸化炭素の増加量」と「この100年での温度上昇度」を調べ、実験などから得た単位体積あたりの二酸化炭素温室効果の情報を取得します。そして、

「単位体積あたりの温室効果」×「増加量」=「温度上昇度」

が成り立てば、二酸化炭素地球温暖化に影響を及ぼしていることに説得力を持たせることができますね。

例えて言うなら、体重が増えちゃった時に、「体重の増加量」と「最近食べたポテチの量」を調べて、「ポテチ1袋食べちゃった時の体重増加量」を、実験など、なんらかの方法で確認します。

「食べたポテチの量」×「1袋あたりの体重増加量」=「体重の増加量」

が成り立てば、「おやつのせいで太った」という仮説に説得力を持たせることができますね。そしたら、痩せるためにはおやつやめればいいだけの話です。これが、もし、体重増加量が上記の予測値よりも多かったら、「晩ごはんが最近多い」「運動していない」など他の理由も考えられるので「おやつをやめれば必ず痩せられる」ということにはならなさそうです。

 

こんな風に耳に入ってきた情報を自分の中で咀嚼して納得してから、自分の知識として頭の中に溜め込む作業をしていきたいな、と常々思っています。

科学って難しいし、深いですね。

 

参考

気象庁HP 梅雨情報

https://www.data.jma.go.jp/fcd/yoho/baiu/sokuhou_baiu.html